こんにちは!王子本町歯科クリニック、受付・歯科助手・トリートメントコーディネーターの有園です。
今回のテーマは【歯科の局所麻酔】についてです。
麻酔と聞くと…
「麻酔って痛そう…」
「注射がとにかく怖い!」
そう感じている方、実は多いんです。
実は私も小さい頃、麻酔の痛さがイヤで、結局治療を受けずに麻酔だけして帰った…なんて経験があります。ちなみに、当院の院長もよく治療から“脱走”を試みていたようです(笑)
そんな過去に“麻酔トラウマ”を持つスタッフがそろっている当院では、
『できるだけ痛みを感じにくい麻酔』を目指して工夫しています♪
注射を歯ぐきに刺す前に、まずは【ペンレス】というシール状の麻酔を歯ぐきに貼ります。歯ぐきが湿っているとシールがうまく貼れないので、エアーを当ててしっかり乾燥させてから貼ることがポイントです!貼ってから約3分で効果が出てきて、針を刺すときの「チクッ」という感覚がやわらぎます♪
シールをはがしたあとは、【プロネスパスタアロマ】というジェル状の麻酔を注射する場所に塗ります。ほんのりフルーティーな香りがして、リラックスしやすいように工夫されています。この「塗る麻酔」には、針を刺したところが傷(口内炎)になりにくくするための成分も含まれているんですよ!
『貼る麻酔』『塗る麻酔』で表面の感覚が鈍くなったところで、いよいよ注射による麻酔に入ります。
当院では【オーラスター】という電動注射器を使用しています。この機器は、麻酔液を一定のスピード・圧力で注入できるので、痛みを感じにくくなっています。使う針はとても細いので「スッ」と歯ぐきにアクセスできますし、使い捨てタイプなので安心・安全です♪
極細針とシャーペンの芯の比較
歯医者さんに行くことだけでもドキドキされている方も多いと思います。そこに「麻酔」や「注射」となると、さらに緊張しますよね。だからこそ当院では、痛みをなるべく少なく、安心して治療を受けていただけるよう、麻酔にもこだわっています。「痛くなかった」という体験が、歯科へのハードルを下げるきっかけになれば嬉しいです♪
「思ったより痛くなかった!」
「いつ麻酔したのか分からなかった!」
そんな嬉しいお声もよく耳にします☆
完全に痛みをゼロにすることは難しいですが、昔に比べるとだいぶ快適になってきていますよ。
なお、個人差はありますが、麻酔後は2~3時間ほどしびれた感覚が残ります。その間はうっかり頬をかんだり、熱いものを口にしてヤケドをしても気づきにくくなるため、麻酔が効いている間はお食事や熱い飲み物は控えていただくようお願いしています。
治療に対する不安や気になることがありましたら、どんなことでもお気軽にご質問・ご相談くださいね☆