こんにちは!王子本町歯科クリニック、受付・歯科助手・トリートメントコーディネーターの有園です。
ここ最近、天気や気温の変化がめまぐるしいですね~。これからの季節は暑さが増して、冷たい飲み物やアイスを食べる機会がどんどん増えてきますよね。そんな時に気になるのが、歯が「キーン」としみるあの感覚…。今回のテーマは、そんな「知覚過敏」についてお話しさせていただきます!
こんな時に「うっ…しみる!」「ズキッとした!」と感じたことはありませんか?
このような症状はたいてい一時的で、冷たい刺激がなくなると自然におさまることが多いです。でも、むし歯ではないのに痛む…それは「知覚過敏」かもしれません!
歯の一番外側には「エナメル質」という硬い層がありますが、これがすり減ったり欠けたりすると、その下にある「象牙質(ぞうげしつ)」が表に出てしまいます。また、強く歯を磨きすぎたり、加齢などの影響で歯ぐきが下がってしまうと、そこからも象牙質が露出してしまいます。
この象牙質には「象牙細管(ぞうげさいかん)」という目に見えないほど小さな穴がたくさん空いています。この穴に冷たいものや風などの刺激が入ると、歯の中の神経に直接伝わって「キーン」としみたり、痛みを感じたりします。これが「知覚過敏」の正体です。
知覚過敏が起こるのには、いくつかの理由があります。
思い当たる原因はありましたか?ちょっとした習慣の積み重ねが、知覚過敏につながることもあるんです。
「冷たいものが怖くて食べられない…」そんなお悩みも、対策次第でしっかりケアできます!
① 知覚過敏に効果のある歯磨き粉を使って、適切なブラシ圧で歯磨きする
市販されている知覚過敏専用の歯磨き粉には、神経への刺激をブロックする成分が入っています。
② 歯の表面をコーティングする(保険適用)
歯科医院では、しみる部分に薬剤を塗ってコーティングし、刺激から守る処置が受けられます。
③ コンポジットレジンで象牙質をカバーする
歯の状態によっては、白い樹脂のような材料で覆って保護する方法もあります。これは、保険がきく場合もあれば、自費での治療が必要になるケースもあります。歯科医が最適な方法をご案内しますので安心してくださいね。
治療内容 | コンポジットレジン |
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治療期間・回数 | 1回・歯ぐきの回復まで2週間~1ヶ月程(個人差があります) |
費用 | 1歯¥100,000-(写真は保険外診療のもの) |
治療のリスクなど |
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基本的には、歯に負担が少なく、やさしい方法から治療を始めるのが一般的です。しみる程度や歯の状態に合わせて、最適な対処法をご提案しています。
「そのうち慣れるかも…」と放置してしまうと、だんだん神経が傷んできて、より強い痛みが出たり、しみる症状が長引いたりすることがあります。最悪の場合、「神経を取る処置」が必要になることも…。
そうならないためにも、症状が軽いうちに、早めに歯科医院で相談することがとても大切です!いつまでも「なんでもおいしく食べられる」状態をキープできるように、一緒にお口の健康を守っていきましょう♪