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【親知らず（おやしらず）】とは、我々人間の大臼歯（大人の奥歯）の中で最後方に生える歯のことを言います。正式には【第三大臼歯】または【智歯（ちし）】とも呼ばれています。

親知らずは大体10代後半から20代で生えてきます。昔の日本人の平均寿命は50歳と短く、子供の親知らずが生えたことを知らぬまま親は亡くなっていることが多かった為に、このような名前になったと言われています…（諸説あります）なんだか切ない由来ですね。

ちなみに昭和の時代に大活躍したアンドレ・ザ・ジャイアント（2m23cm / 270kg・人間山脈・現代のガリバー旅行記・一人民族大移動・一人と言うにはあまりにも巨大過ぎ、二人と言えば人口の辻褄が合わなくなる　etc…数多くのキャッチフレーズを持つ伝説のプロレスラー）は、上下左右第四大臼歯まで生えていたそうです。

人間の顎は昔に比べて小さくなっている傾向があります。ですが、歯の大きさ自体はほとんど変わっていません。その為、綺麗に生えるスペースが無くて横向きに生えたりします。ただ横向きに生えるだけで何の悪さもしない場合もありますが、時に親知らずの頭が中途半端に出て、周りの歯ぐきを腫らしてしまうことがあります。これを智歯周囲炎（ちししゅういえん）と言います。

また前の大臼歯にもたれかかるように生えて歯磨きが困難になり、手前の大臼歯もろとも虫歯になってしまうケースもあります。

まっすぐ生えていて歯磨きもしっかり出来ている親知らずは、無理に抜歯する必要はありませんが、一度でも親知らず周辺が腫れたとか、磨きにくくて手前の歯が心配といった場合は早めにご相談ください。

診察の結果、当院で抜歯するのが困難なケースでも連携している大学病院の口腔外科へご紹介することが出来ますので、安心してご来院ください。

当院は、予約優先の歯科医院です。初診の方も、事前のご予約をお願いいたします。