10月です。街は早くもハロウインの飾り付けが目立ちます。一生に一度ぐらいコスプレもしてみたいなと思いつつ、毎年勇気が出ない私です(^_^;)
今月も笑顔で元気に行きましょう♪
根の治療をする際に当院では必ずラバーダム防湿という、薄いゴムのシートで治療する歯以外を覆い、唾液が侵入しないように衛生的に治療を行います。根の治療は根管内に細菌を侵入させないという事が大前提だからです。しかし残念ながら日本でのラバーダムの普及率は10%もいっていないのが現実です。
*唾液の中には500種類以上の細菌が1ml中に数百万~数千万CFU(細菌の集落形成単位)も存在するので、唾液が少し根管内に侵入しただけでも根管内は複雑な感染根管になってしまう。
*治療器具で歯ぐきや舌を傷つける可能性がある。
*根管内を洗浄する次亜塩素酸などの強い薬液が口腔内に流れる危険がある。
*根の治療に使うリーマーやファイルという器具を誤飲させてしまう危険がある。
*くちびる、歯ぐき、舌などが露出して唾液があふれている状況では治療に集中しにくい。
*唾液の侵入を防げるので、治療の予後が格段に変わる。
*鋭利な治療器具から歯ぐきや舌を傷つけられる心配がない。
*薬液の刺激からも守られる。
*小さな器具や薬液を誤飲してしまう心配がない。
*治療する歯だけが露出している状態なので、治療に集中しやすい。
このように数多くのメリットがあり、もはや根の治療にはマストアイテムと言っていいラバーダムですが、「保険診療ではコストがかかる」「そもそも面倒くさい」「慣れないと逆にやりにくい」「ラバーが無くても治療は出来る」など、やらない理由を色々とあげて大切な部分を無視する歯科医院は多いのでご注意ください。傷口にツバをつけてもよくなりません!あなたの大切な歯の根の治療をしなければならなくなった際はぜひ当院にご相談ください。